专利摘要:
低炭素排出複合サイクル発電プラントは、煙道ガスから二酸化炭素(39)を分離するために極低温で働く渦ノズル(38)を使用する。プラントの複雑さは、プラントのガスタービン機関構成部材(10)を少なくとも2barのタービン排気圧力で作動させることによって最小限に抑えられ、これにより、排熱回収ボイラ(19A)と、ガス冷却システム(30,33,36)と、渦ノズルの入口とを含む、プラントの下流構成部材は、全て、少なくとも2barの同じ圧力で働く。渦ノズル(38)を通過する煙道ガス(37)における二酸化炭素濃度を高め、これにより、煙道ガスからの二酸化炭素の除去効率を高めるために、排熱回収ボイラ(19A)から出る煙道ガスは、圧縮機の圧力が煙道ガス圧力と合致する、ガスタービン機関の圧縮機における位置(L、)に再循環させられる。
公开号:JP2011514468A
申请号:JP2010545425
申请日:2009-01-22
公开日:2011-05-06
发明作者:ペドレッティ カミユ;ギダチ ジャンフランコ
申请人:アルストム テクノロジー リミテッドALSTOM Technology Ltd;
IPC主号:F02C3-00
专利说明:

[0001] 発明の分野
本発明は、気候保護技術、特に、ガスタービン機関からの廃熱が蒸気タービンのための蒸気を発生させるために使用される複合サイクル発電プラントにおける炭素捕捉の減じられた複雑さ及び高められた効率に関する。]
[0002] 発明の背景
渦ノズル(サイクロニックセパレータとも呼ばれる)の形式の低温分離ユニットを使用してガス流から二酸化炭素(CO2)を生成及び分離するための装置は、過去に公開された特許出願である国際公開第03/029739号パンフレット及び米国特許出願公開第2003/0145724号明細書から公知である。周囲温度で効率的に作動するために、このような渦ノズルには、渦ノズルへの入口において少なくとも2又は3barに加圧された冷却されたガス流が供給される必要がある。渦ノズルにおいて、ガスは著しく低い圧力に急速に膨張し、ガスを急激に冷却する。2006年8月7日に出願された我々の過去の特許出願PCT/EP2007/057434は、化石燃料を燃焼させるガスタービン機関からの排気等のガス流からCO2を分離するための改良された方法において渦ノズルを使用する。一般的な観点において、この方法は、ガス流を約2〜3barの圧力に圧縮し、ガス流を約−40℃〜−50℃に冷却し、渦ノズルを介してガスを超音速で膨張させこれにより、固体CO2がガス流の残りの部分から遠心力で分離し、さらなる処理、例えば隔離(sequestration)の準備のためにCO2を渦ノズルの外壁から排出する。]
[0003] 図1は、複合サイクル発電プラントに関連して使用するために特に適応されたCO2捕捉方法のためのプラント構成部材の、公知の形式の連続的な配列を概略的に示している。ガスタービン機関10は、吸入空気11を圧縮機12において圧縮し、燃料を圧縮空気13中で燃焼器14において燃焼させ、共通のシャフト17を介して圧縮機12を駆動するタービン16において燃焼ガス15から仕事を得る。タービン16において発生された機械的な力の大部分は、発電機Gを駆動するために使用される。タービン16を通って膨張した後、排気ガス18は通常ほぼ大気圧であり、約3〜4体積%のCO2を含んでいる。高温の排気又は煙道ガス18は、タービン16の排気ダクトから排出され、排熱回収ボイラ(HRSG)19を通過させられる。HRSGは、蒸気タービン21が取り付けられたシャフトを介して駆動される発電機Gからさらに電力を発生させるために、蒸気タービン21を通じて膨張するための蒸気20を発生させる。蒸気タービン21から排出された後、湿った蒸気22は凝縮器23を通過させられ、凝縮水24が次いでポンプPによってHRSG19にリサイクルされる。HRSG19において熱のほとんどを放出した後、煙道ガス25はほぼ大気圧のままであるが、約80〜120℃の温度に低下させられている。ガス25は次いで熱交換器26においてほぼ周囲温度(通常は使用可能な冷却水+10Kの温度)に冷却される。熱交換器26において使用される冷却水は例えば、1つ又は2つ以上の冷却塔において再冷却されるか、又は河川、湖沼又は海洋からの環境水を、煙道ガス25を冷却するために使用することができる。] 図1
[0004] 前述のように、渦ノズルにおける二酸化炭素の分離は、ガスが少なくとも2〜3barに加圧されることを必要とする。したがって、冷却された煙道ガス27は、ガスタービン10と蒸気タービン21とによって発生される電気によって駆動されるモータM1によって駆動されるガス圧縮機28において圧縮される。その代わりに、ガス圧縮機28は、ガスタービン又は蒸気タービンのシャフトに直接に連結されていてもよい。圧縮された煙道ガス29は次いで、互いに平行な、煙道ガスを受け取るように入口が配置されている渦ノズル38のセット(1つだけのノズルが示されている)において低温で分離されることができる。これは、3段階のプロセスにおいて作動する煙道ガス冷却システムによって達成される。第1の冷却段階において、圧縮された煙道ガスは、適切な熱交換装置30において周囲温度(再び、通常は使用可能な冷却水の温度+10K)まで冷却される。第2及び第3の段階は、能動的冷却サイクル又はその他の冷却装置を有する。この実施例では、概して符号33及び36によって示されたヒートポンプが使用されている。公知のように、各ヒートポンプ33/36は、蒸発器331/361と、モータM2によって駆動される圧縮機332/362と、凝縮器333/363と、調量弁334/364とを有している。これにより、第2の冷却段階において、第1の冷却段階からの煙道ガス31は能動的冷却サイクル33の蒸発器331を通過する。煙道ガス34は、水の凝固点よりも2〜5K高い温度で蒸発器331から排出され、蒸発器には、煙道ガスから凝縮した水を分離するための適切な公知の手段が具備されている。第3の冷却段階において、第2の段階からの煙道ガス34はさらに第2の能動的冷却サイクル36の蒸発器361によって−40℃〜−50℃の所要の温度に冷却される。蒸発器361は、煙道ガスの冷却中に熱交換器表面に堆積された氷を除去するための適切な手段が具備されていなければならない。最後に、圧縮され冷却された煙道ガス37は渦ノズル38に進入し、この渦ノズル38において煙道ガスは膨張によって冷却され、CO2流39と残りの煙道ガス流43とに遠心分離される。CO2流39は、浄化され、ガス圧縮機40によって圧縮され、貯蔵のためにパイプライン41に供給されるのに対し、残りの煙道ガス44は、必要ならば、さらなる環境的な浄化作業を受けた後に、煙道、排気筒(S)又は同様のものを通じて大気中に排出される。]
[0005] システムの効率を高めるために、第2の能動的冷却サイクルにおける冷媒のための凝縮器363は、渦ノズル38から排出された低温の、CO2が除去された煙道ガス43がヒートシンクとして使用されることができるように、渦ノズル38の下流に配置されている。]
[0006] CO2捕捉/分離プロセスは、我々の上述の過去の特許出願及びその他の従来技術において十分に説明されているので、ここではさらに説明しない。]
[0007] 図1におけるCO2捕捉機器が設けられていない場合、煙道ガスは、HRSG19から出た後に単に大気中に排出される。しかしながら、渦ノズル38に供給するために必要な低温の加圧された煙道ガスを得るためには、圧縮機28及び冷却ユニット26,30,331,361が必要とされ、その結果、プラントの複雑さ及び建設、運転及び保守のコストを生じる。] 図1
[0008] 発明の概要
本発明によれば、低炭素排出複合サイクル発電プラントは、極低温において煙道ガスから二酸化炭素を分離するために渦ノズルを利用し、プラントの複雑さは、プラントのガスタービン機関部分を、少なくとも2barの渦ノズルへの入口圧力を保証するのに十分に高い、タービン排気圧力と、タスタービン機関と渦ノズルとの間に配置されたプラントの下流部分の圧力とを用いて運転することによって、最小限に押さえられる。その結果、タービン排気圧は、渦ノズルの所望の入口圧力に、タービン出口と渦ノズルの入口との間の全ての構成部材及びダクトの圧力損失を加えたものである。]
[0009] プラントのこのような下流部分は好適には排熱回収ボイラ(HRSG)及びガス冷却システムを含む。ガス冷却システムは好適には、HRSGから受け取られた煙道ガスを通常周囲温度に近い温度に冷却するために働く熱交換装置と、煙道ガスを約−40℃〜−50℃の温度範囲にさらに冷却するために働く能動的冷却装置とを有している。]
[0010] より詳細には、低炭素排出複合サイクル発電プラントは、
炭素含有燃料が供給され、タービン排気ダクトから二酸化炭素含有煙道ガスを排出するために働くガスタービン機関と、
タービン排気ダクトから受け取られた煙道ガスを冷却することによって蒸気を発生させるために働く排熱回収ボイラ(HRSG)と、
HRSGから受け取られた蒸気からシャフト動力を発生するために働く蒸気タービンと、
HRSGから受け取られた煙道ガスを通常周囲温度に近い温度に冷却するために働く熱交換装置と、
煙道ガスを約−40℃〜−50℃の温度範囲にさらに冷却するために働く能動的冷却装置と、
複数の渦ノズルとを有しており、各渦ノズルが、能動的冷却装置から煙道ガスを受け取るための入口を有しておりかつ受け取られた煙道ガスから極低温で二酸化炭素を分離するためにかつ二酸化炭素が除去された煙道ガスを排出するために働き、
使用時に、ガスタービン機関排気ダクトと、HRSGと、熱交換装置と、能動的冷却装置とが、少なくとも約2bar、好適には約2〜4barの範囲の圧力での渦流の渦ノズルへの煙道ガスの進入を保証するのに十分に高い圧力で作動する。]
[0011] 好適には、プラントはさらに、
渦ノズルから受け取られた分離された二酸化炭素を圧縮してこの二酸化炭素を貯蔵部へ搬送するためのパイプラインに送るために働くガス圧縮機と、
二酸化炭素が除去された煙道ガスを受け取りこの煙道ガスを、選択的に煙道ガスからさらなる汚染物の除去の後に大気中へ排出するための煙道ガス排出筒又は同様のものとを有している。]
[0012] この種のプラントにおいて、複数の渦ノズルが、能動的冷却装置から受け取られたガスを処理するために互いに平行に配置されている。]
[0013] ガスタービン機関の排気ガスにおける二酸化炭素の割合を高め、これにより二酸化炭素除去プロセスをより効率的にするために、プラントには、HRSGと熱交換装置との間に配置された、圧縮機の圧力が再循環されるガスの圧力とほぼ同じである位置においてガスタービン機関の圧縮機(GT圧縮機)内に噴射することによって、HRSGを通過するガスの所定の割合(例えば、10%、20%、30%、40%、又は50%以下)を再循環させるように働く、流れ分流器が設けられていてよい。]
[0014] プラントは、プラントが採用したい熱力学サイクルに従って選択された所望の温度においてGT圧縮機に再循環ガスを噴射するように、設計者によって適応させられてよい。つまり、GT圧縮機における混合損失を最小限に抑えるために、再循環される噴射されるガスの温度と、噴射位置におけるGT圧縮機の空気の温度とは、互いにほぼ同じであるべきである。その代わりに、再循環ガスが、噴射位置LにおけるGT圧縮機の空気の温度よりも実質的に低い温度でGT圧縮機内に噴射されるならば、圧縮機の中間冷却によるものと同様に熱力学サイクルが高められる。再循環される煙道ガスのこのような冷却は、GT圧縮機及び燃焼器の温度限界を超えることなく、機関の電力出力と、サイクル熱効率とを高めることができる。]
[0015] HRSGが煙道ガスをGT圧縮機内への噴射のための所望の温度に冷却することができるようにHRSGの設計を適応させることが可能である。その代わりに、HRSGは、所望の温度の手前まで煙道ガスを冷却することができ、分流器とGT圧縮機との間のガス冷却装置がガスをさらに所望の温度まで冷却することができる。]
[0016] 1つの実施形態において、HRSGは、ガスが完全にHRSGを通過する前に煙道ガスの所望の割合がGT圧縮機に分流されるように分流器を有している。入口と流れ分流器との間のHRSGの部分が、GT圧縮機に煙道ガスを噴射するための所望の温度まで煙道ガスを冷却することができないならば、分流された煙道ガスを所望の温度にさらに冷却するためにHRSGにおける分流器とGT圧縮機との間にガス冷却装置が設けられることができる。]
[0017] プラントにおいて使用されるガスタービン機関は、複数のタービン段を有しかつ約1barのタービン排気ダクトにおける圧力で作動する既存の機関の変更された形式であってよく、この変更された形式は、既存の機関よりも少ない少なくとも1つのタービン段を有しており、変更された形式は、渦ノズルの前記所要の入口圧力に、ガスタービン機関と渦ノズルとの間に配置されたプラントの下流部分の圧力損失を加えたものであるタービン排気の圧力で作動する。]
[0018] 本発明は、機関が二酸化炭素含有煙道ガスを排出するように炭素含有燃料が供給されるガスタービン機関を有する複合サイクル発電プラントからの低炭素排気を得るための方法をも含んでおり、この方法はさらに、
シャフト動力を発生するために蒸気タービンを駆動するための蒸気を発生させるために煙道ガスを使用することにより煙道ガスが冷却される第1の冷却ステップと、
煙道ガスが通常大気温度に近い温度にさらに冷却される第2の冷却ステップと、
煙道ガスが約−40℃〜−50℃の温度範囲にさらに冷却される第3の冷却ステップと、
煙道ガスから二酸化炭素を分離し、二酸化炭素が除去された煙道ガスを排出することを含む極低温分離ステップとを含んでおり、
ガスタービン機関からの煙道ガスの排出と、煙道ガスの冷却とが、少なくとも約2barの極低温分離ステップへの進入を保証するために、十分に高い圧力において生じる。]
[0019] 本発明の別の態様は、以下の説明及び請求項を読むことにより明らかになるであろう。]
[0020] 本発明の典型的な実施形態がここで添付の図面を参照して説明される。]
図面の簡単な説明

[0021] 付加されたCO2捕捉設備を備えた公知の形式の複合サイクルプラントを例示するフローチャートである。
本発明の第1の実施形態による、図1のプラントの単純化された態様を例示するフローチャートである。
ガス再循環と、付加されたCO2捕捉設備とを備えた公知の形式の複合サイクルプラントを例示するフローチャートである。
本発明の第2の実施形態による図3のプラントの単純化された態様を例示するフローチャートである。
本発明の第3の実施形態による図3のプラントの単純化された態様を例示するフローチャートである。
本発明の第4の実施形態による図3のプラントの単純化された態様を例示するフローチャートである。] 図1 図3
[0022] 好適な実施形態の詳細な説明
図1から図4には、異なる図面において同じ又は類似であるプラント構成部材及び流体流れが同じ参照符号で示されており、これらがより早い図面のために説明されたならば、再び説明されない。] 図1
[0023] 図2を参照し、図1と比較すると、プラントの複雑さは、ガス冷却装置26と圧縮機28とを省略することによって減じられていることが分かる。この単純化は、ガスタービン機関10の元々のタービン16と比較して、ガスタービン機関10Aのタービン16Aの排気圧力を高めることによって可能になっている。実際には、これは、少なくともタービン16の最終段を排除することによって達成することができる。変更されたタービン16Aを達成するためにタービン16から排除されるタービン段の数は、本発明に関して使用するために考慮される既存の機関の形式に依存するが、1つ又は2つであり、4つ以上の段ではない。] 図1 図2
[0024] 既存のガスタービン機関の変更の択一例として、もちろん排気圧力の所望の増大を提供することができる機関の新たな設計を提供することも可能である。変更された設計又は新たな設計において、利点は、複合サイクル電力プラントにおけるガスタービン機関にとって通常であるよりも少ないタービン段を有するタービン16Aによって生じ、これは、タービン16Aが、高められた質量流及び電力のために設計されることを許容する。この可能性は、タービン16の最終段におけるタービン動翼のより大きな長さ及び重量により、翼及び翼が取り付けられたロータが、タービンにおける最も高い応力を受ける構成部材となるために生じる。したがって、翼及び翼が取り付けられたロータは、タービンの機械的な一体性の観点から、制限する要因である。]
[0025] 図2のタービン16Aが、図1のタービン16よりも1つ〜3つ少ない段を有するならば、煙道ガスの圧力は依然としてHRSG19Aの出口において2〜4barであり、これにより、図2の後続のプロセスからの圧縮機の省略を可能にする。] 図1 図2
[0026] タービン排気温度の上昇は、上昇したタービン排気圧力を伴う。その結果、図1のHRSG19と比較して、図2のHRSG19Aは、タービン排気から出る煙道ガス18Aのより高い圧力及び温度に耐えるように構成されなければならない。HRSG19Aは、HRSG19と比較して、上昇した温度及び圧力において作動するので、増大した熱流量を有し、より良い熱交換効率を有する。しかしながら、ガス冷却装置26(図1)の排除を可能にするために、HRSG19Aに、HRSG19よりも、著しく大きな熱交換面積を提供する必要がある。HRSG19Aの構成がどうであっても、熱交換器30は、HRSG19Aから出る煙道ガス25Aをほぼ周囲温度(通常、使用可能な冷却水+10K)に冷却することができるように構成されるべきである。] 図1 図2
[0027] 図2におけるプロセスのその後の段は、図1において説明したプロセスと同じ又は類似であるので、さらに説明しない。] 図1 図2
[0028] 図2の実施形態の電力出力は、図1のプラントの定格電力出力とほぼ同じであるが、実質的により単純なプラント配列を備えている。] 図1 図2
[0029] 図2から図4Cまでは1つの渦ノズル38のみを示しているが、実際には、互いに平行な、煙道ガスを受け取る渦ノズルの配列が存在している。] 図2 図4C
[0030] 図3は、排気ガス再循環を有する複合サイクル発電プラントに関連して使用するために特に適応された、CO2捕捉プロセスのためのプラント構成部材の公知の形式の連続的な配列を概略的に示している。図3は、図1におけるプラントの変更された形式を含んでおり、この形式において、以下のプラントパラメータは、図1及び図3において同じであると仮定される:
−タービン16を通る質量流量
−ガスタービン機関10及び蒸気タービン21によって発生されるシャフト動力
−HRSG19及びガス冷却装置26の入口及び出口における煙道ガス圧力及び温度、並びに熱流量
−HRSG19によって煙道ガスから回収される熱エネルギ。] 図1 図3
[0031] 図1に示したように、図3においてHRSG19から出る煙道ガス25はさらにガス冷却装置26において冷却される。ガス冷却装置26の後、煙道ガス27は、周囲圧力及び周囲温度であるか、又はその付近にある(すなわち、使用可能な冷却水+10K)。この時点で、煙道ガスは、分流器45によって2つの流れに分割され、一方の流れ46はガスタービン機関10の圧縮機12の入口へ戻され、他方の流れ48は、渦ノズル38に進入するための準備としてガス圧縮機28と冷却ユニット30,331,361へ送られる。圧縮機12に進入する前に、再循環される煙道ガス流46はガスミキサ47において周囲空気11Aの流れと混合される。ここでは、煙道ガス27の約50%が再循環されると仮定されるが、より少ない割合、例えば10%〜50%の煙道ガス再循環も相当である。] 図1 図3
[0032] 排気ガス再循環の目的は、タービン排気ガス18BにおけるCO2濃度を高め、これにより、渦ノズル38におけるCO2のより効率的な分離を促進することである。図1と比較して、図3の装置は、50%の再循環を仮定すると、煙道ガスのCO2含有量を約3〜4%から約6〜8体積%に高める。もちろん、より少ない割合の煙道ガスが再循環されるならば、煙道ガスのCO2含有量は対応して減少される。] 図1 図3
[0033] 再び50%の再循環を仮定すると、図3における再循環されない煙道ガス流48の質量流量は、図1における煙道ガス流27の半分でしかなく、これは、圧縮機28が、図1における圧縮機28と比較して、プラントにパワードレインの半分しか課さないことを意味する。さらに、能動的冷却サイクル33及び36を運転するために必要とされる動力も半減される。50%未満の再循環される煙道ガス46の割合はもちろん、圧縮機28及び能動的冷却サイクル33及び36におけるより低い電力節約を生じる。] 図1 図3
[0034] 図4Aにおいて、より単純なプロセスが提案されている。図3と比較して、圧縮機28と、冷却装置26と、ガスミキサ47とは、ガスタービン排気ガス18Bの圧力と、HRSG19Aの冷却能力とを高めることにより排除されている。図2の実施形態の場合のように、高められた排気圧力は、図3のタービン16の少なくとも最終段を排除することによって達成され、タービン16Aに関して既に述べた利点を提供する。図2の場合のように、温度の対応する上昇と、HRSG19Aの構成に対する対応する変更と共に、排気ガス圧力は2〜4barに高められると仮定されている。] 図2 図3 図4A
[0035] 当業者は、排気ガス再循環プロセスにおいて、再循環されるガスが、ガスタービン機関の圧縮機内に、再循環されるガスの圧力が圧縮機における圧力と実質的に同じである位置において噴射されるべきである。したがって、図3において、大気圧の周囲空気と混合した後、再循環されるガス46は圧縮機12の吸入部内に噴射されるが、図4Aにおいては、再循環されるガス46Aは、圧縮機の途中の中間段位置Lにおいて噴射される。] 図3 図4A
[0036] ガスタービン機関の圧縮機内に噴射される時の再循環されるガスの温度は、設計者によって採用される熱力学的サイクルに依存する。]
[0037] 第1の可能なサイクルにおいて、再循環される煙道ガス46Aは、噴射位置Lにおける圧縮機空気温度に実質的に合致する。この方式は圧縮機における混合損失を最小限に抑制する。]
[0038] 第2の可能なサイクルにおいて、再循環されるガス46Aは、噴射位置Lにおける圧縮機の温度よりも実質的に低い温度で圧縮機12A内に噴射される。この方式は、圧縮機の中間冷却によって達成されるものと同様の形式で熱力学的サイクルの改良を達成する、すなわち、この方式は、機関の圧縮機と燃焼器との温度限界を超えることなく機関の出力電力と熱効率とを高める。]
[0039] 少なくとも上で提案された熱力学的サイクルの第1において、おそらく第2においても、循環される煙道ガスの所要の温度は、HRSG19Aの適当な構造(例えば熱交換面積の大きさ)によって達成されることができる。その代わりに、図4Bは、再循環されるガス46Aの温度が、分流された後、噴射の前に、分流器45と圧縮機12Aとの間に挿入されたガス冷却装置50によって、さらに低下させられることを提案している。] 図4B
[0040] 発明の別の態様が図4Cに示されている。この場合、HRSG19Bは、煙道ガスの所定の割合52を圧縮機12Aにおける位置Lへ分流するために、図3から図4Bまでにおける分流器45と同様に機能する分流器(図示せず)を有している。煙道ガス18Bのための入口とHRSGの分流器との間のHRSG19Bの第1の部分は、煙道ガス18Bを、位置Lにおける圧縮機の空気の温度に少なくとも近い(又は場合によってはより低い)温度に冷却するように設計されている。しかしながら、HRSG19Bの第1の部分において冷却することによって達成可能な温度よりも低い煙道ガス噴射温度を達成することが必要であると考えられるならば、煙道ガスは、分流された後、HRSGにおける分流器と圧縮機12Aにおける位置Lとの間に挿入されたガス冷却装置54(破線で示されている)によってさらに冷却されてよい。HRSGの分流器と煙道ガス25Aのための出口との間のHRSG19Bの第2の部分は、残りの煙道ガス25Bを、ガス冷却装置30が煙道ガスを少なくとも周囲空気に近い温度まで冷却することができるのに十分に低い温度まで冷却するように設計されている。] 図3 図4B 図4C
[0041] よく知られているように、再循環されるガスは圧縮機12Aにおける1箇所だけにおいて噴射されることはできない。実用上、位置Lは、圧縮機12A内の1つの軸方向位置を含むが、圧縮機の円周に沿って延びており、これにより、再循環されるガスの流入が少なくともほぼ均一に前記円周に沿って分配される。]
[0042] 図4Aから図4Cまでの実施形態の利点は、圧縮機12Aに沿った途中の位置Lへの煙道ガスの再循環が、図3における圧縮機12に対して、動力要求を減じるということである。圧縮機12及び12Aからの質量流量が同じであるならば、図3における入口流れ11Aに対して、減じられた圧縮機入口流れ11Bが存在するので、再循環されるガスが噴射される位置Lの前に段においてより短い圧縮機翼を有することが可能である。これは、材料及び製造出費を節約するだけではなく、圧縮機の動翼の先端速度も減じ、これに対応して、翼における応力が減じられる。] 図3 図4A 図4C
[0043] 図4Aから図4Cまでにおける冷却及びCO2除去プロセスの残りの部分は、図1に関して前に説明したようなものである。] 図1 図4A 図4C
[0044] 図1から図4Cまでは、複合サイクルプラントの部分として、非再熱ガスタービン機関の標準的なタイプを概略的に示しているが、本発明は、もちろん、再熱ガスタービン機関を有する複合サイクルプラントにも適用可能である。このような機関は、より高い熱力学的効率のために、2つの連続して配置された燃焼段を有しており、高圧タービンは、ガスを再熱のための第2の燃焼段へ送る前に、第1の燃焼段からのガスからエネルギの一部を取り出すように配置されている。] 図1 図4C
[0045] 本発明は、上に、純粋に例として説明されているが、請求項に記載された発明の範囲内での変更が可能である。本発明は、明細書において説明又は暗示された、又は図面に示された又は暗示されたあらゆる個々の特徴、及び発明の均等物にまで拡張する、あらゆるこのような特徴のあらゆる組合せ、又はあらゆるこのような特徴又は組合せのあらゆる一般化にもある。請求項及び図面を含む明細書に開示された各特徴は、そうでないことが明らかに述べられない限り、同じ、均等の又は同様の目的を果たす択一的な特徴によって置換されてよい。]
[0046] 明細書を通じて従来技術のあらゆる説明は、このような従来技術が広く知られているか又はその分野における共通の一般的な知識の一部を形成することを許容するものではない。]
[0047] 文脈が明らかにそうでないことを要求していない限り、明細書及び請求項を通じて、用語「含む」、「含んでいる」等は、排他的とは反対の包括的な意味で、すなわち「含むが、限定されない」の意味で解釈されるべきである。]
[0048] 10,10Aガスタービン機関、 11吸入空気、 12,12A圧縮機、 13 空気、 14燃焼器、 15燃焼ガス、 16,16Aタービン、 17シャフト、 18,18A,18B排気ガス、 19,19A排熱回収ボイラ(HRSG)、 20蒸気、 21蒸気タービン、 22 蒸気、 23凝縮器、 24 水、 25煙道ガス、 26熱交換器、 27 煙道ガス、 28ガス圧縮機、 29 煙道ガス、 30熱交換装置、 33,36ヒートポンプ、 37 煙道ガス、 38渦ノズル、 39 CO2流、 40 ガス圧縮機、 41パイプライン、 43煙道ガス流、 44 残りの煙道ガス、 45分流器、 46 一方の流れ、 46A 煙道ガス、 47ガスミキサ、 48 他方の流れ、 50ガス冷却装置、 52 煙道ガスの割合、 54 ガス冷却装置、 M2 モータ]
权利要求:

請求項1
低炭素排出複合サイクル発電プラントにおいて、炭素を含有する燃料が供給されかつタービン排気ダクト(16A)から二酸化炭素を含有する煙道ガスを排出するために働くガスタービン機関(10A)と、タービン排気ダクトから受け取られた煙道ガスを冷却することによって蒸気を発生するために働く排熱回収ボイラ(HRSG)(19A)と、HRSG(19A)から受け取られた蒸気からシャフト動力を発生するために働く蒸気タービン(21)と、HRSGから受け取られた煙道ガスを、通常の周囲温度に近い温度に冷却するために働く熱交換装置(30)と、煙道ガスを約−40℃〜−50℃の温度範囲にさらに冷却するために働く能動的冷却装置(33,36)と、複数の渦ノズル(38)とが設けられており、各渦ノズルが、前記能動的冷却装置から煙道ガスを受け取るための入口を有しておりかつ、受け取られた煙道ガス(37)から二酸化炭素(39)を極低温で分離し、二酸化炭素が除去された煙道ガス(43)を排出するために働くようになっている形式のものにおいて、使用時に、ガスタービン機関の排気ダクト(16)と、HRSG(19A)と、熱交換装置(30)と、能動的冷却装置(331,361)とが、少なくとも2barの圧力での渦ノズル(38)への流入を保証するように十分に高い圧力で作動することを特徴とする、低炭素排出複合サイクル発電プラント。
請求項2
渦ノズル(38)から受け取られた、分離された二酸化炭素(39)を圧縮し、該二酸化炭素を、貯蔵部へ搬送するためのパイプライン(41)内へ圧送するように働くガス圧縮機(40)と、渦ノズルから二酸化炭素が除去された煙道ガスを受け取り、該煙道ガスを大気中へ排出するための排出煙道(S)とが設けられている、請求項1記載のプラント。
請求項3
渦ノズルの入口における煙道ガスの圧力が、2〜4barの範囲である、請求項1又は2記載のプラント。
請求項4
煙道ガスにおける二酸化炭素の割合を高めるために、プラントに、HRSGを通過する煙道ガスの所定の割合を、ガスタービン機関の圧縮機(GT圧縮機)における、該圧縮機の圧力が実質的に再循環されるガスの圧力と同じである位置へ再循環させるための、分流器が設けられている、請求項1から3までのいずれか1項記載のプラント。
請求項5
HRSGを通過するガスの50%以下が、GT圧縮機へ再循環される、請求項4記載のプラント。
請求項6
GT圧縮機における混合損失を最小限に抑えるために、プラントが、煙道ガスを、ガスが再循環される圧縮機における位置におけるGT圧縮機空気温度と実質的に同じ温度に冷却するように、適応されている、請求項4又は5記載のプラント。
請求項7
機関の電力出力を最大化するために、プラントが、煙道ガスを、ガスが再循環されるGT圧縮機における位置におけるGT圧縮機空気温度よりも実質的に低い温度に冷却するように、適応されている、請求項4又は5記載のプラント。
請求項8
分流された煙道ガスを、GT圧縮機内へ噴射するための温度に冷却するために、分流器とGT圧縮機との間にガス冷却装置が設けられている、請求項6又は7記載のプラント。
請求項9
HRSGが、煙道ガスを、GT圧縮機内へ噴射するための温度に冷却するように適応されている、請求項6又は7記載のプラント。
請求項10
HRSGが、煙道ガスの所定の割合を、該煙道ガスがHRSGを完全に通過する前にGT圧縮機へ直接に分流するための分流器を有している、請求項9記載のプラント。
請求項11
HRSGが、煙道ガスの所定の割合を、該煙道ガスがHRSGを完全に通過する前にGT圧縮機へ分流するための分流器を有しており、分流された煙道ガスを、GT圧縮機内へ噴射するための温度に冷却するために、流れ分流器とGT圧縮機との間にガス冷却装置が設けられている、請求項6又は7記載のプラント。
請求項12
ガスタービン機関が、複数のタービン段を有しておりかつ約1barのタービン排出ダクトにおける圧力で働く、既存の機関の変更された形式であり、該変更された形式が、既存の機関よりも少ない少なくとも1つのタービン段を有しており、前記変更された形式が、渦ノズル(38)の所要の入口圧力に、ガスタービン機関と渦ノズルとの間に配置されたプラントの下流部分(19A,30,331,361)の圧力損失を加えたものであるタービン排気の圧力で、働くようになっている、請求項1から11までのいずれか1項記載のプラント。
請求項13
炭素を含有する燃料が供給されかつ二酸化炭素を含有する煙道ガス(18A)を排出するように働くガスタービン機関(10A)を有する複合サイクル発電プラントからの低炭素排気を得るための方法であって、さらに、シャフト動力を発生するために蒸気タービン(21)を駆動するための蒸気を発生するために煙道ガスを使用することによって前記煙道ガスが冷却される第1の冷却ステップ(19A)と、煙道ガスが、通常の周囲温度に近い温度にさらに冷却される第2の冷却ステップ(30)と、煙道ガスが、約−40℃〜−50℃の温度範囲にさらに冷却される第3の冷却ステップ(331,361)と、煙道ガスから二酸化炭素を分離して、二酸化炭素が除去された煙道ガスを排出することを含む極低温分離ステップ(38)と、を含む方法において、ガスタービン機関からの煙道ガスの排出と、煙道ガスの冷却とが、少なくとも2barの圧力での極低温分離ステップへの進入を保証するための十分な高い圧力で生じることを特徴とする、複合サイクル発電プラントからの低炭素排気を得るための方法。
請求項14
分離された二酸化炭素が貯蔵のために圧縮される圧縮ステップ(40)と、該圧縮ステップと並行する、二酸化炭素が除去された煙道ガスを大気中へ排出する排出ステップ(44)とをさらに含む、請求項13記載の方法。
請求項15
渦ノズル(38)への入口圧力が、2〜4barの範囲である、請求項13又は14記載の方法。
請求項16
煙道ガスにおける二酸化炭素の割合を高めるために、第1の冷却ステップからの煙道ガスの所定の割合が、煙道ガスが第2の冷却ステップに達する前に分流されて、ガスタービン機関の圧縮機(GT圧縮機)内へ、該GT圧縮機の圧力が再循環される煙道ガスの圧力と実質的に同じである前記GT圧縮機における位置において噴射するために、再循環させられる、請求項13から15までのいずれか1項記載の方法。
請求項17
第1の冷却ステップからのガスの50%以下が、GT圧縮機へ再循環させられる、請求項16記載の方法。
請求項18
GT圧縮機における混合損失を最小限に抑えるために、再循環される煙道ガスが、該煙道ガスが再循環させられるGT圧縮機における位置でのGT圧縮機空気温度と実質的に同じ温度に冷却される、請求項16又は17記載の方法。
請求項19
機関の電力出力を最大化するために、再循環される煙道ガスが、該煙道ガスが再循環させられるGT圧縮機における位置におけるGT圧縮機空気温度よりも実質的に低い温度に冷却される、請求項16又は17記載の方法。
請求項20
第1の冷却ステップが、煙道ガスを、GT圧縮機への再循環のための温度に冷却する、請求項18又は19記載の方法。
請求項21
第1の冷却ステップと、後続の冷却ステップとが、煙道ガスを、GT圧縮機への再循環のための温度に冷却する、請求項18又は19記載の方法。
請求項22
前記後続の冷却ステップが、再循環される煙道ガスが分流される前に行われる、請求項21記載の方法。
請求項23
前記後続の冷却ステップが、再循環される煙道ガスの分流と、再循環される煙道ガスの、GT圧縮機内への噴射との間に行われる、請求項21記載の方法。
請求項24
煙道ガスの分流が、第1の冷却ステップの途中で行われる、請求項23記載の方法。
請求項25
煙道ガス(37)から二酸化炭素(39)を極低温で分離するための渦ノズル(38)を用いる低炭素排出複合サイクル発電プラントにおいて、該プラントの複雑さが、プラントのガスタービン機関部分(10A)を、少なくとも2barの渦ノズルへの入口圧力を保証するために十分に高い、タービン排気圧力と、ガスタービン機関と渦ノズルとの間に配置されたプラントの下流部分(19A,30,331,361)の圧力とで、運転することを特徴とする、低炭素排出複合サイクル発電プラント。
請求項26
プラントの下流部分が、排熱回収ボイラ(HRSG)(19A)及びガス冷却システム(30,331,361)を含む、請求項25記載の発電プラント。
請求項27
前記ガス冷却システムが、HRSGから受け取られた煙道ガスを通常の周囲温度に近い温度に冷却するために働く熱交換装置(30)と、煙道ガスを約−40℃〜−50℃の温度範囲にさらに冷却するために働く能動的冷却装置(33,36)とを有する、請求項26記載の発電プラント。
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